用語集
製造業、開発業務、業務改革(BPR)活動、カーボンニュートラルに関連した用語集です。
World Business Council for Sustainable Development(持続可能な開発のための世界経済人会議)の略称。
1992年の国連地球サミットにおいて、経済界からの「持続可能な開発」についての見解を提言することを目的として創設されたグローバルな組織。
バリューチェーン全体で製品レベルの温室効果ガス排出量データを算出・交換するためのガイダンスである「Pathfinder framework」を公表した。
電通総研が提供するカーボンニュートラルを実現させるソリューション「グリーンイノベーションコンパス」についての詳細はこちら
プロジェクト計画段階で目的や最終成果物を分解・階層化し、実施内容が明確に分かる一覧表として表現したもの。Work Breakdown Structureの略。
プロジェクト計画段階でWBSを作成し、共有することによって、日程・見積工数・担当者・予定成果物などを元にした一元的な進捗管理が実現できる。実施内容が具体化され、それらの関係も示されるため、計画段階での精度を高め、プロジェクト実施時の作業や中間成果物などのヌケモレを防止することができる。 そのためには、まず組織の標準的なWBSをテンプレート化した上で、個別の開発プロジェクトにあわせ改訂(テーラリング)することが推奨される。「開発の見える化」でも、標準WBSを元に日程計画の立案と進捗管理を実施する。
Wants Chain Analysisの略。欲求連鎖分析。
WCAは、CVCAで記述した価値連鎖がどのような欲求に基づくものかを分析し、新たな価値交換を考える際に役立つ。慶應義塾大学大学院システム・デザインマネジメント研究科にて考案された。
初めに、マズローの欲求段階説に基づいて欲求を分類する。次に、欲求が利己的なのか利他的なのか、自力で満たそうとするのか他力なのかを2×2のマトリクスで分類する。そして、それらがステークホルダー間でどのように連鎖しているかを見える化する。
この結果を見ながら、欲求が充足されているかどうかを議論することで新たな価値交換を考えることができる。
CVCAの価値連鎖の背景には、多くの場合、ステークホルダーが何かをしてほしい、何かをしてあげたいといった欲求がある。この欲求にさかのぼり、なぜ現状の価値連鎖になっているか、なぜ価値連鎖は満足につながっているかを見える化することが、新たな価値交換を生み出すきっかけになる。
WCAでは、利他欲求に着目することで新しいアイデアがでやすい傾向にあるため、活用時に意識することを勧める。
