新規事業の立ち上げを支援する「Future Value Creation Program™」
- 新規事業開発
サービス内容
技術の進展や生活者のライフスタイルの多様化により、企業の事業環境は急速に変化しています。そのような環境の下、企業が持続的に成長するためには、生活者インサイトを的確に捉え、それらに応える新製品や新サービスを迅速に市場投入し続けなければいけません。
しかしながら、企業には「既存ビジネスの範疇でしかアイデアを考えられず思うように成果を上げられない」、「事業性を評価できず投資すべきか判断できない」といった課題が存在します。
「Future Value Creation Program™」は、人のうれしさや心地よさを捉える「感性」とデータの分析や収益モデルを構築する「知性」を掛け合わせ新規事業創出をサポートするプログラムです。新規事業創出の専門コンサルタントはもとより、生活者インサイトを調査・分析するデータサイエンティスト、実装を担うシステムエンジニアがチームを組成し、企業の新規事業創出をトータルで支援します。

「Future Value Creation Program™」の4つのプロセス
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1.方針検討電通グループで作成している「電通未来曼荼羅」や「電通 未来ファインダー100」といったツールを活用しながら未来の生活がどのように変わるかを共に考え、企業が目指すべき事業の方向性を定めます。
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2.事業創造弊社が開発・提供するアイデア発想を促すツール「K-Matrix®アプリケーション」を用いて想像力を引き出し、新しい事業アイデアを発想します。「K-Matrix®アプリケーション」は、短期間で多くのアイデアを発想・評価することができ、価値ある事業アイデアを検討できます。
また、発散/収束を繰り返すデザイン思考のフレームワーク「ダブルダイヤモンド」の手法により、事業アイデアの質を高めていきます。 -
3.事業構想事業を展開する上での顧客のうれしさ(感性)と、収益モデルの構築(知性)の両立を検討します。実現手段の具体化を進める中で、本来の価値が失われないよう、「価値ー手段ツリー」を用いて、ストーリーとしての一貫性を保ちながら進めていきます。
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4.事業構築・拡大弊社は、長年システムインテグレーション事業を展開しており、素早いプロトタイプ作成や提供サービスの実装が可能です。また、新規事業を社内外に浸透させるためのブランディング活動や事業運営体制の構築もサポートします。
新規事業に対する多様なアプローチ
新規事業は、最初に描いた計画通りに進められることはほとんどありません。進める上で多くの乗り越えるべき障害があります。これまでの様々な活動知見をもとに、お客様の状況に合わせて以下のようなアプローチも可能です。
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事業性の目利き支援商品やサービスを開発したものの、どのくらいビジネス可能性があるのか、どの領域に攻めるべきなのかがわからない、といったお客様に対し、どの領域だと価値が出せるのかをさまざまな観点から分析し、事業性の評価を行います。
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技術の棚卸し自社の強みがどこにあるのか、どんな技術的資産を持っているのか、全体を把握している企業は意外と少ないです。またそれぞれの技術要素も専門性がないと理解しづらいものとなっており、転用が難しくなっていることが多いです。製造業を多く支援し、技術に詳しいコンサルタントによって、新規事業の種となる技術の棚卸しを支援いたします。
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新規事業のPoC支援新規事業の構想を具体化する上で最適な実装方法の検討の支援とともに、素早く検証できる仕組みについても提供します。やることが目的になっているPoCではなく、その後の改善に繋げられるように検証方法を設計いたします。
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新規事業推進の組織診断/体制整備弊社が開発した組織診断ツールである、イノベーションキャンバス® によって新しいことを進める上での組織の抱える課題を分析し、最適な打ち手を提示します。
体制だけでなく、人事評価や予算のしくみまで踏み込んで課題を明確にします。 -
新規事業に適したプロジェクト評価基準/プロセスの構築新規事業を進める際にどこから手をつけて良いのか、次に何をやるかも決まっておらず、なかなか検討を進められない、ということがよく起こります。新規事業を進める上でフェーズに合わせて検討すべきことを明確にし、プロセスを整備いたします。
また、既存事業のプロセスをそのまま適用してしまうと、なるべくリスクのないものしか通らなくなり、無難なものになりがちです。それを防ぐためのプロジェクト評価基準の設定についても支援いたします。 -
イノベーション研修新規事業を進めるための手法やプロセスを体系的に学べるプログラムを提供します。 座学だけではなく、演習を通したアウトプットの作成および発表を体験することで、理解を深めることができます。プロジェクトの最初に研修を入れることにより、メンバーの意識合わせを行うことが可能です。
テーマ
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新事業立ち上げ
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技術戦略立案
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PoC推進
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アイデア発想
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研究テーマ立案
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事業性評価
関連事例
ユースケース
要素技術開発のための価値ロードマップ策定
開発した要素技術が商品企画に活かされておらず、商品の競争力が弱まっていた。
要素技術を商品企画に繋げるための仕組みとして「価値を用いたすり合わせ」に着目。市場カテゴリごとの価値ロードマップを作成し、価値の実現手段である要素技術の開発ロードマップと紐づける支援を行った。これにより企画がほしい技術を予め準備でき、開発投資に優先順位をつけられるようになった。
要素技術を商品企画に繋げるための仕組みとして「価値を用いたすり合わせ」に着目。市場カテゴリごとの価値ロードマップを作成し、価値の実現手段である要素技術の開発ロードマップと紐づける支援を行った。これにより企画がほしい技術を予め準備でき、開発投資に優先順位をつけられるようになった。
企画妥当性検討モデルを用いた「企画と開発の連携強化」
「製品コンセプトが曖昧で伝わらない」「企画内の優先項目がわからない」などの理由によって、すべての性能で高水準を狙う冗長な開発目標になっていた。市場が求める価値を分析し、提供価値と販売台数の定量的関係の試算モデルを作成することで、商品企画の品質を向上し、企画ー開発間の連携を強化した。
10年後に向けたモビリティ領域の新たな開発テーマ創出 と計画策定画
今後のモビリティがどのように進化・変化していくのかが見えない中、自社としてどのような「移動」を創出していくべきか、という未来を描き、そこからの逆算で開発テーマを検討。技術とも紐づけて開発計画を策定した。