製造業、開発業務、業務改革(BPR)活動、カーボンニュートラルに関連した用語集です。

Discrete Element Methodの略。

粉体挙動のシミュレーション法の1つで、離散要素法と呼ばれる。

粉体(多角形、円形、球)を構成する1つ1つの粒子の挙動を運動方程式により、小さい時間刻みで計算して解析する手法。

Design For Assembly/組立容易性設計の略。
製品開発の初期段階から組立性を考慮した設計を行う事。 実現するためには設計者が製造工程における組立要件を把握する事が第一歩となる。 またその組立要件をどのように設計に織込むかはデザインレビューなどの会議体で審議するのが一般的である。

だが、実際は、設計者が製造工程まで深く知るのはなかなか難しくなっているのが実情である。 加えて、デザインレビューは確認項目数の増加により形骸化している状況がよく見受けられ、組立における手戻りが課題になっている企業も多い。

電通総研では組立工程で求められる要件を見える化する手法の提供と、見える化された要件に対して誰がどのタイミングで検討するかというプロセス定義までを行うサービスの提供をしている。 また、親会社であるISIDとの連携により組立要件の評価や組立工程で必要な帳票などの作成業務をツールにより自動化するサービスも提供している。

Design For Manufacture/製造容易性設計の略。
製品開発の初期段階から製造性(成型や加工など)を考慮した設計を行う事。 実現するためには設計者が製造工程における要件を把握する事が第一歩となる。 またそれらの要件をどのように設計に織込むかはデザインレビューなど会議体で審議するのが一般的である。

だが、実際は、設計者が製造工程まで深く知るのはなかなか難しくなっているのが実情である。加えて、デザインレビューは確認項目数の増加により形骸化している状況がよく見受けられ、製造起因の手戻りが課題になっている企業も多い。

電通総研では製造工程で求められる要件を見える化する手法の提供と、見える化された要件に対して誰がどのタイミングで検討するかというプロセス定義までを行うサービスの提供をしている。 また、親会社であるISIDとの連携により組立要件の評価や組立工程で必要な帳票などの作成業務をツールにより自動化するサービスも提供している。

Design For Manufacture and Assembly/製造、組立容易性設計の略。
製造容易性および組立容易性を考慮して設計すること。詳細はそれぞれ DFMDFAを参照。

DFXとは、組立容易性(Design For Assembly )、環境負荷性(Design For Environment)、製造容易性(Design For Manufacture)、保守容易性(Design For Service)などの総称を指す。

電通総研では構想設計段階で検討できる項目(主に製造性と組立性)を見える化し、実際に設計者と工程設計者(生産技術者)が協調できるプロセスの構築サービスを提供している。さらにコスト削減などの効果を最大にするために、組織横断型のプロジェクトチームによる構想設計段階から全ライフサイクル横断の取組を提唱している。

Domain Mapping Matrixの略。異なるドメインの関係性を二元表で表現する手法。
ここでのドメインとは、製品に対する「お客様の声(要求)」、製品が満足すべき「要件」、製品を構成する「部品」など、製品を理解する切り口の種類(領域)を指す。 DMMはそれらを対応付ける(=マッピングする)表であり、QFD等と同様の考え方で作成できる。 特に電通総研では製品を構成する「要件」と「部品」(=要素)の対応表をよく利用し、製品開発の技術リスク管理等にDMMを活用しているほか、設計と生産の連携でのコミュニケーションにも利用している。

Design Review Based on Failure Modeの略。
トヨタ自動車によって確立された体系的なFMEAの運用方法。一般的な運用と異なり、DRBFMは設計の変更点に着目するのが特徴。設計変更による影響を徹底的に議論し尽くしてから設計審査を実施する、という同社のGD3(Good Design, Good Discussion, Good Design Review)の考え方に基づいている。

DRBFMは設計変更点を起点として分析するため、従来のFMEAと比べて効率良く問題の未然防止活動を実施することができる。ただし、従来の設計で高い信頼性が確保されていることが前提条件になるため、結局は継続的な技術の蓄積が重要になる。

電通総研では「開発の見える化ソリューション」のフレームワークのひとつ「判断の見える化」がDRBFMに該当する。同時に「技術の見える化」によって技術を見える化しながら蓄積していくことが出来るので継続的なDRBFM活動へ寄与できる。

参考動画

品質問題を未然に防止する効果的な手法とは!?

関連用語

FMEA

関連ソリューション

業務の流れをマトリクス形式に整理し、手戻りなどの問題を可視化・分析する手法のこと。または、その手法を用いて作成された表を指す。

DSMを作成するためには、まず、業務を構成するタスクを列挙し、それらを表の行方向と列方向に同じ順序で並べる。次に、それらタスク間の依存関係を"総当り表"として記入する。 ここで、「タスク間に依存関係がある」とは、一方のタスクから出力される情報が他方のタスクの入力として使われている状態を表す。

このように情報の入出力の流れに着目してタスク間の依存関係をDSMに整理することで、製品開発プロセスのように把握しづらい仕事の流れが可視化され、業務の中で発生している手戻りなどの問題点を分析することが可能となる。これを「タスクDSM」と呼んでいる。

なお、DSMの分析対象は業務プロセスにとどまらない。たとえば製品アーキテクチャをDSMにより可視化することで、モジュール化に向けた製品分析が可能である。

電通総研ではこのDSMの手法をさらに発展させた分析ロジックを独自に開発し特許を取得、設計・開発工程の可視化ソフトウェアであるiQUAVISに実装している。

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