CAE

Computer Aided Engineeringの略。元々は、エンジニアリング活動全般をコンピュータで支援し、効率化することを目指す概念であった。近年はコンピュータ上の計算モデルを用いて、設計対象を評価することを指す。 強度・熱・流体・機構・疲労といったメカニカル分野を中心に発展し、近年は組み込みソフトの制御ロジック検証や、それらを連成したシステム領域に対しても適用されている。 現実世界で起きるすべての現象を一つの計算モデルに表現すると、計算負荷が非常に大きくなる等の理由から、多くの場合、目的に応じてモデルを使い分ける必要がある。
そのため、電通総研ではCAE活用に当たり、設計対象に関わる評価項目の明確化や、製品開発プロセスの観点から、タイミング(企画段階/出図前など)・活用のねらい(諸元の目処付け/性能検証/不具合解決)、 リードタイムを考慮して、必要な精度、担当者(設計者自身/CAE専任者)を定義しておく必要があると考えている。

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