DRBFM
Design Review Based on Failure Modeの略。
トヨタ自動車によって確立された体系的なFMEAの運用方法。一般的な運用と異なり、DRBFMは設計の変更点に着目するのが特徴。設計変更による影響を徹底的に議論し尽くしてから設計審査を実施する、という同社のGD3(Good Design, Good Discussion, Good Design Review)の考え方に基づいている。
DRBFMは設計変更点を起点として分析するため、従来のFMEAと比べて効率良く問題の未然防止活動を実施することができる。ただし、従来の設計で高い信頼性が確保されていることが前提条件になるため、結局は継続的な技術の蓄積が重要になる。
電通総研では「開発の見える化ソリューション」のフレームワークのひとつ「判断の見える化」がDRBFMに該当する。同時に「技術の見える化」によって技術を見える化しながら蓄積していくことが出来るので継続的なDRBFM活動へ寄与できる。