トップメッセージ
サステナブルな社会の実現に向けた活動は、当社グループにとって重要な経営課題の1つです。サステナビリティ方針のもと、社会・環境課題の解決への貢献と企業価値向上の両立を目指して、サステナビリティ推進会議を設置し、積極的に取り組みを進めています。
サステナビリティ経営の推進に当たり、当社グループは戦略的に取り組むべき重要課題を2022年から定めています。2025年には、新中期経営計画「社会進化実装 2027」に合わせて見直しを行い、3つの重点テーマと関連する9つの重要課題を特定しました。
重点テーマの1つ目は当社グループの強みである「人」です。策定した人材育成方針をもとに、個人と組織の両面で取り組みを強化します。さらに、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)を推進するとともに、従業員が心身ともに健康で、高いパフォーマンスを発揮できる労働環境の整備にも注力しています。
2つ目は「テクノロジー」です。当社グループは、大量の電力を必要とするデータセンターなどの施設を保有していないため、事業活動に伴うCO₂排出量は限定的です。一方で、CO₂排出量の可視化ソリューションの提供など、当社グループが持つテクノロジーの可能性は大きく拡がっています。当社グループは、独自ソリューションの提供を通して、社会や企業の気候変動問題への対応やカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
3つ目の「ガバナンス」では、取締役会に占める独立社外取締役の比率を過半数にするなど、当社グループの独立性の確保と少数株主の保護に努めるとともに、コンプライアンスの徹底、サービスや製品の品質向上、情報セキュリティの強化などに継続して取り組み、健全かつ持続的な成長を図っていきます。
当社グループは、これらの重要課題に対して実効性のある活動を進め、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。
株式会社電通総研
代表取締役社長

