FinTechへの取り組み
- 金融業務
- 新規事業開発
FinTechとは?
FinTech(フィンテック)とは、FinanceとTechnologyから作られた造語で、欧米ではこの数年、金融IT領域におけるイノベーションの潮流、および革新的なサービスを提供するスタートアップ企業およびそのサービスを示す言葉として定着しています。
2008年に起きたリーマンショックで金融人材がIT業界に流出し、FinTechスタートアップ業界の成長が加速されたと言われています。
電通総研は、欧米の金融サービス市場におけるFinTechの動向に早くから着目し、2007年に初めて開催された世界最大級のFinTechイベントであるFINOVATEに、日本企業で唯一、第1回から参加し続けています。
また、2012年には日本初のFinTechピッチコンテスト「金融イノベーションビジネスカンファレンス(FIBC)」を立ち上げるなど、様々な取り組みを通してFinTechエコシステムの創出に貢献しています。
取り組み事例
FINOLAB(The FinTech Center of Tokyo Fino Lab)
2016年に三菱地所株式会社、株式会社電通との協業により、大手町に日本初のFinTech産業拠点「FINOLAB」を開設しました。
『日本に世界最高の金融イノベーションが生まれる土壌・環境・生態系を創ろう。』
この熱い想いに賛同する有望FinTechベンチャーやステークホルダー各社が集い手を取り合い、イノベーション創発、生態系拡大、事業環境向上に向けた取り組みを行っています。
事業概要
世界有数の国際金融センター【東京・大手町】にFinTechによるイノベーションを生み出す拠点を設置します。
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許認可や法規制、業界慣習等、通常のTechベンチャーと比べ起業難度の高いFinTechスタートアップの創業・成長を支えます。
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同時に金融機関以外の多業種のプレーヤーと「明日の金融」、「テクノロジーによる金融と他の産業領域のマッシュアップ」を産み出し、グローバルスタンダードとすることを目指します。
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具体的な活動内容
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定期的にFinTech関連イベント(セミナー、ピッチ、メンタリング、マッチング他)を実施。
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国内・海外の優良FinTechベンチャーを誘致し、知見を集積。
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FinTech新規ビジネス創出プログラム
課題発見・分析→解決策検討→ソリューション構築という従来型の問題解決方法では、顕在した課題を解決することはできても、誰も気付いていない課題を解決する、「圧倒的な競争力を持つ」新規ビジネスやサービスを創出することはできません。
そこで、電通総研はオープンイノベーションの思想のもとに設立されたFINOLABが蓄積する様々なノウハウ・リソースを駆使して、お客さまの新規ビジネスや新規サービスの創出を支援します。
FINOLABでは、FinTechの基本を知るための各種セミナープログラムから、30社を超える入居スタートアップ企業や海外スタートアップ企業のFinTechサービスや技術情報、さらには新規ビジネス成功のノウハウを持つエキスパートの方法論等を活用することができます。
特に、今後は金融サービスにもスピードが要求されることを考慮し、従来とは異なる開発方法論を提供し、お客さまの迅速・高品質なサービス実現に貢献します。