ISID、262社への独自調査を実施した『SAPユーザー企業意識調査結果2023年度版』を発行

~「SAP S/4HANA」ユーザー比率は昨年比で10%増、クラウドでの運用が主流へ~

  • お知らせ

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID)は本日、SAPソリューションのユーザー企業262社に対して実施した独自調査をまとめた『SAPユーザー企業意識調査結果2023年度版』を発行したことをお知らせします。
ISIDは、1995年よりSAPソリューションの提供を開始し、「SAP ERP」の導入及びバージョンアップにおいて日本国内で累計300以上のプロジェクトへ携わった実績を有します。また、「SAP ERP」を補完するさまざまなソリューションを併せて提供することにより、「SAP ERP」への投資効果の最大化にも取り組んでいます。

『SAPユーザー企業意識調査結果2023年度版』の概要

調査期間 :2023年9月22日~2023年11月8日
調査対象 :国内SAP導入企業約1,300社
調査方法 :①ISIDマーケティング部門のダイレクトコールによるヒアリング(約300社)
②メール配信によるWebアンケートフォーム回答(約100名)
③アンケート用紙回答(約1,200社)
有効回答社数 :262社
(「ECC6.0」ユーザー190社、「S/4HANA」ユーザー72社 ※両方利用している企業1社はいずれにも加算)
 ダウンロードURL :https://inv.isid.co.jp/erp/ebook/researchreports2023新しいウィンドウで開きます ※過去3年間の時系列分析も記載

本調査は、「SAP S/4HANA」移行に向けた準備状況や今後の動向、「SAP S/4HANA」移行・導入後の課題や今後の検討事項など、SAPユーザーの現状が詳細に記載されています。また、過去3年間の時系列分析により、SAPユーザーの状況の経年変化を知ることもできます。

調査結果サマリー

1.「SAP S/4HANA」移行済みユーザー比率は約10%増加

2022年度の調査結果と比較すると、「SAP S/4HANA」ユーザーの比率は約10%増加しており、「SAP S/4HANA」の導入が進んでいることが推察できます。

2.「SAP ECC」ユーザーの想定する「SAP S/4HANA」への移行方針は、「コンバージョン」が最多(61社、32.3%)

2023年度の調査結果では、「SAP ERP Central Component(通称 ECC)」ユーザー企業の内、「コンバージョン」を想定している企業が61社(32.3%)で最多となりました。

3.「SAP ECC」ユーザーが検討中の「SAP S/4HANA」のプラットフォームは、「パブリッククラウド」が最多(64社、36.4%)

2023年度の調査結果では、「SAP S/4HANA」ユーザー企業の内、「パブリッククラウド」が検討対象となっている企業が64社(36.4%)で最多となっています。その他、「SAP HANA Enterprise Cloud(通称 HEC)」を検討中の企業が6.3%、「RISE with SAP」を検討中の企業が23.3%あり、今後も「SAP S/4HANA」のプラットフォームは、クラウドが主流になるものと推測できます。

4.「SAP ECC」ユーザーが妥当だと思う「SAP S/4HANA」移行の費用は、「1億円~3億円」が最多(44社、26.5%)

2023年度の調査結果では、「SAP ECC」ユーザー企業の内、「1億円~3億円」が妥当な移行費用だと考えている企業が44社(26.5%)で最多となっています。

本レポートでは、「SAP ECC」ユーザーの想定値のみならず、「SAP S/4HANA」移行済みユーザーの実績値も掲載しているほか、過去3年間の時系列分析も掲載しております。ぜひご覧ください。

※本レポートのフルデータは、こちら新しいウィンドウで開きますからダウンロード可能です。

  • 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

参考資料

ISID は「SAP ERP」を補完する様々なソリューションを併せて提供することで、お客様の業務の高度化と「SAP ERP」の投資価値最大化を強力にご支援します。

関連プレスリリース・お知らせ

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社電通総研
エンタープライズIT事業部 マーケティング企画部 豊崎、金子
E-Mail:g-sap_solution@group.dentsusoken.com

スペシャルコンテンツ