「POSITIVE」「STAFFBRAIN」、全電子申請がマイナポータルAPIに対応
~社会保険・雇用保険制度における申請作業がシステム内でワンストップに完結~- お知らせ
ISIDは、統合人事給与システム「POSITIVE」「STAFFBRAIN」が、マイナポータルAPIを利用した年金事務所(協会けんぽ)および公共職業安定所(ハローワーク)向け電子申請手続に、2023年6月30日より対応開始したことをお知らせします。
今回の対応により、社会保険と雇用保険に関連するすべての提出先に対し、マイナポータルAPIを利用した電子申請が可能になります。これは、大手企業向けERPパッケージ※1として初※2となります。
背景
政府が提供している社会保険・雇用保険に関連する手続の電子申請の方法は、「マイナポータルAPI※3」「e-Gov電子申請」「届書作成プログラム」の3つが存在します。その中でも「マイナポータルAPI」は、2022年6月7日に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の中で、その利用拡大による官民のオンラインサービス推進が重点的な取組の1つとして掲げられています。
ISIDはこのオンラインサービス推進に寄与すべく、「マイナポータルAPI」が公開された当初から、「POSITIVE」「STAFFBRAIN」におけるマイナポータルとの連携機能の拡充に取り組んでまいりました。
「POSITIVE」「STAFFBRAIN」のマイナポータルAPI対応について
「POSITIVE」「STAFFBRAIN」のマイナポータル連携機能により、両システムの画面から直接、マイナポータルへ申請を提出し、その受付状況や結果を照会することが可能です。今回の社会保険・雇用保険関係手続の電子申請対応により、2021年4月に実現した健康保険組合関係手続を含め、すべての提出先に対する電子申請を「POSITIVE」「STAFFBRAIN」の画面から完結できるようになりました。
2023年6月30日より「POSITIVE」「STAFFBRAIN」が対応する年金事務所(協会けんぽ)および公共職業安定所(ハローワーク)向け電子申請手続は、以下のとおりです。
<年金事務所(協会けんぽ)>
●健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届/70歳以上被用者該当届
●健康保険・厚生年金保険 被保険者資格喪失届/70歳以上被用者不該当届
●健康保険・厚生年金保険 被保険者報酬月額算定基礎届/70歳以上被用者算定基礎届
●健康保険・厚生年金保険 被保険者報酬月額変更届/70歳以上被用者月額変更届
●健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届/70歳以上被用者賞与支払届
●健康保険・厚生年金保険 賞与不支給報告書
●国民年金 第3号被保険者関係届
●健康保険 被扶養者(異動)届/国民年金 第3号被保険者関係届
●健康保険・厚生年金保険 産前産後休業取得者申出書/変更(終了)届
●健康保険・厚生年金保険 育児休業等取得者申出書(新規・延長)/終了届
●健康保険・厚生年金保険 産前産後休業終了時報酬月額変更届/厚生年金保険 70歳以上被用者産前産後休業終了時報酬月額相当額変更届
●健康保険・厚生年金保険 育児休業等終了時報酬月額変更届/厚生年金保険 70歳以上被用者育児休業等終了時報酬月額相当額変更届
<ハローワーク>
●雇用保険 被保険者資格取得届
●雇用保険 被保険者資格喪失届
●雇用保険 被保険者休業開始時賃金月額証明書・所定労働時間短縮開始時賃金証明書
●雇用保険 被保険者六十歳到達時等賃金証明書
●高年齢雇用継続給付 受給資格確認票・高年齢雇用継続給付支給申請書
●育児休業給付 受給資格確認票・育児休業給付金支給申請書
●介護休業給付金 支給申請書
●雇用保険 被保険者転勤届
●雇用保険 被保険者個人番号登録届
「POSITIVE」「STAFFBRAIN」について
POSITIVEは、高度なグループ人財管理を実現する統合HCM(Human Capital Management)ソリューションであり、グローバルやグループでの戦略的人財マネジメントを支援します。基幹人事システムの主要機能である人事・給与・就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応など広範な機能を網羅した大手企業向けパッケージで、人事シェアードサービスの基盤システムとしても多く採用されています。STAFFBRAINは、人事・給与・就業の統合管理を低コストで実現する、中堅企業向けのパッケージです。POSITIVEとSTAFFBRAIN を中核とするISIDのHCMソリューションは、様々な規模・業種の企業に高く評価され、2,700社以上もの導入実績を積み重ねています。
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※1デロイトトーマツミック経済研究所発刊「基幹業務パッケージソフト(ERP)の市場展望 2023年度版」において「大手企業向けERP」とされるもの。
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※2マイナポータルAPI仕様公開サイト(https://myna.go.jp/html/api/tetsuzukishinsei/servicelist.html)において、2023年6月30日時点の情報を基に調査。
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※3API:アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略。マイナポータルのAPIの提供は、外部のWEBサービスのシステムからマイナポータルにアクセスしてその機能を活用できるように必要な仕様等を作成し、一定の要件の下で公開するもの。
ご参考資料
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