電通総研、「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2026」の調査結果を発表

- AI利用の広がりに伴う意識変化に注目 -

  • プレスリリース

株式会社電通総研

テクノロジーで企業と社会の進化を実現する株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久、以下「電通総研」)は、2026年10月19日(月)、「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2026新しいウィンドウでPDFファイルを開きます」の結果と主なファインディングスを発表します。
電通総研のシンクタンク組織である、ヒューマノロジー創発本部 Quality of Societyセンター(以下「QoSセンター」)は、クオリティ・オブ・ソサエティをテーマに、「人々の意識の変化がどのような社会を形づくっていくのか」を捉えるための定量調査「クオリティ・オブ・ソサエティ指標」を2019年以来、毎年実施しています。

「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2026」調査の背景

本調査は、主に2つの項目群から構成されます。1つは「社会の質」に対する人々の現在の認識と選好される社会の方向性を探るための項目群、もう1つは「個人」「家族・コミュニティ」「社会」の視点から、人々の考える社会の現在地を捉えるための項目群です。
毎年「クオリティ・オブ・ソサエティ指標」で尋ねている時系列項目に加え、AI活用の程度、AIエージェントの受容度を新たに尋ねました。また、昨今改めて日本文化への関心が高まっている様子がうかがえることから、日本らしい文化として魅力的と感じるものについても尋ね、「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2023新しいウィンドウでPDFファイルを開きます」の結果と比較しました。

【「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2026」 - 主なファインディングス -】
  • 1.
    「AIをうまく使いこなせている」と認識しているのは約3割。若年層ほど使いこなせていると回答
  • 2.
    「AIをうまく使いこなせている」と回答した人の方が、日常生活における利用場面を想定した際のAIエージェント使用の受容度が高い
  • 3.
    AIやロボットに自分の仕事を奪われる不安を、働いている人の3割程度が感じている。昨年は若年層において不安を感じる人が多かったが、今年は40代以上で増加して年代差が縮小
  • 4.
    日本らしい文化として魅力的と感じるもの、1位は「食文化」。
    「浮世絵・日本画」「相撲」「盆栽」を日本らしい文化として魅力的と感じる人が、2023年比で10ポイント以上増加
  • ※
    以下、グラフ内の各割合は全体に占める回答者の実数に基づき算出し四捨五入で表記しています。また、各割合を合算した回答者割合も、全体に占める合算部分の回答者の実数に基づき算出し四捨五入で表記しているため、各割合の単純合算数値と必ずしも一致しない場合があります。
  • 1.
    「AIをうまく使いこなせている」と認識しているのは約3割。若年層ほど使いこなせていると回答。
    テクノロジーに関する考えとして「自分は、AI(人工知能)をうまく使いこなせていると思う」かについて尋ねたところ、「AIをうまく使いこなせている」という回答は全体の約3割(29.8%)であった。年代別では、若年層ほどAIをうまく使いこなせていると回答した割合が高いが、もっとも高い18-29歳でも半数には届いていない(46.6%)。この結果から、対話型生成AIが身近になってきたが、まだ多くの人はAIの活用では試行錯誤の段階にあると考えられる。
  • 2.
    「AIをうまく使いこなせている」と回答した人の方が、日常生活における利用場面を想定した際のAIエージェント使用の受容度が高い。
    AIエージェント(AIを使った自動支援サービス)を、日常生活で利用する可能性がある場面として、「資産運用などお金の管理」「趣味が合う友人や恋人と出会うきっかけづくり」「レストランや旅行の予約など余暇の計画」を挙げ、AIエージェントにそれぞれ任せることを受け入れられるか、その受容度を尋ねた。
    別の質問の「AIをうまく使いこなせている」「AIをうまく使いこなせていない」の回答者別で比較したところ、「AIをうまく使いこなせている」と回答した人の方が、3つの場面全てで「受け入れられる(計)」の割合が高い傾向が見られた。
  • 3.
    働いている人の3割程度がAIやロボットに自分の仕事を奪われる不安を感じている。
    昨年は若年層のほうが不安を感じる人が多かったが、今年は40代以上で増加して年代差が縮小。
    現在働いている人(就労者:2026年はn=5,734、2025年はn=5,708)を対象に、AIやロボットなどのデジタル化が進むことによって、自分の仕事を奪われる不安を感じているか尋ねたところ、「不安を感じている(計)」は昨年から7.8ポイント増加し、30.9%となった。
    昨年は不安を感じている割合は若年層で高かったが、今年は40代から70代でも不安を感じている割合が増加した結果、全ての年代で3割前後となり、年代差が小さくなった。この一年間で職場におけるAI活用が進んでいるため、広い年代で不安を感じている人が増加したと考えられる。
  • 4.
    日本らしい文化として魅力的と感じるもの、1位は「食文化」。
    「浮世絵・日本画」「相撲」「盆栽」を日本らしい文化として魅力的と感じる人が、2023年比で10ポイント以上増加。
    日本らしい文化として魅力的と感じるものを尋ねたところ(複数回答可)、1位は「食文化(郷土料理、特産物なども含む)」54.3%、2位は「自然・風景(四季なども含む)」51.5%、3位は「歴史的建造物・神社仏閣」51.4%となった。上位3項目はいずれも半数を超えており、2023年と順位が同じであった。
    2023年調査との比較で10ポイント以上増加したものは、11位の「浮世絵・日本画」39.2%(2023年比+10.2ポイント)、17位の「相撲」35.9%(同+13.5ポイント)、18位の「盆栽」32.9%(同+11.1ポイント)の3つだった。

「クオリティ・オブ・ソサエティ指標2026」概要

・調査時期    : 2026年6月23日~6月30日
・調査方法  : インターネット調査
・サンプル数    : 12,000人(人口構成比に合わせて回収)
・対象者   : 18-79歳の男女 ※高校生を含む
・対象地域   : 全国
・調査機関     : 電通マクロミルインサイト
・調査データURL:以下より、時系列データを含む、本調査のレポートをご覧いただけます。
https://societe.dentsusoken.com/wp-content/uploads/2026/10/qos_survey_2026.pdf新しいウィンドウでPDFファイルを開きます
  • ※
    本調査(12,000サンプル)の標本サイズの誤差幅は、信頼区間95%とし、誤差値が最大となる50%の回答スコアで計算すると±1.3%となります。

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