コンサルティング本部 マーケティング戦略部 シニアコンサルタント
2022年入社 座間味 和
顧客企業の支援を通じて、日本の未来をより良いものにしたい
コロナ禍のホテル業界から転職。きっかけは、日本のサービス業ならではの“おもてなし”を収益につなげる仕組みを知りたかったから。そして今、社会課題への取り組みを企業価値向上につなげるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の領域へ、チャレンジの一歩を踏み出したばかりです。
ホテル業界から、CX(顧客体験変革)戦略コンサルタントへ
大学卒業後、スイスのホテルマネジメントスクールを経て海外のホテルで6年勤務し、その後日本のホテル運営会社で4年ほど、ホテル現場のサービス改善などを支援する業務に従事していました。前職では、日本のホテルサービスならではの細やかな気遣い、“おもてなし”に改めて魅力を感じた一方、その素晴らしいサービスを収益につなげるための仕組みや意識が追いついておらず、創出された価値がホテルビジネスや従業員に還元されないことに歯がゆさを感じていました。
そんな時にコロナ禍で多くのホテルが休業を余儀なくされ、運営会社の業務も縮小せざるを得なくなったことを機に転職を決意。コンサルタントとは無縁だった私が入社を決めたのは、日本のサービス業ならではの“おもてなし”を収益につなげる術を見つけたかったからです。当社には、CX 戦略コンサルティングを担う部署があり、顧客起点での企業変革を支援しています。入社前に現在のディレクターと面談した際、仕事内容の熱い説明があり、ここでなら自身の課題の解が見つけられる、と確信したことが入社の決め手となりました。サービス業での経験を生かし、多様な業種のお客様に貢献できることも魅力に感じました。その後、「無形のものを企業価値に変える」という私の興味は、SX領域へと広がり、現在は社会課題への取り組みを企業価値の向上につなげる支援もしています。
長期的に未来に向けた活動を支援できる存在に
顧客体験価値を高めるためには、新たな顧客接点や新サービスの提供を支える事業領域の再定義・構造変革が必要です。その変革のため企画構想から実行推進までを支援するのがCX戦略コンサルタントです。最近は脱炭素をテーマにしたSX領域での相談が増え、環境への取り組みを事業成長につなげるための検討を推進しています。例えば、玩具メーカーとのプロジェクトではCO2削減に楽しく取り組める体験をサービスとして打ち出すなど、視点を変え、新たな価値を付加することにやりがいを感じています。
私たちが支援した企業を通して、社会課題を解決することにつながるのがSX。複雑な社会課題を解決するには個社の企業努力に留まらず、生活者、取引先、投資家など、課題ごとに関係するステークホルダーと「共に」取り組むことが必要です。そのため、企業だけでなくさまざまな立場の「人」に目を向け、長期的に未来に向けた活動を支援できる存在になりたいと考えています。
日本の未来をより良いものにしたい
コンサルタントは業界、業種を超えてさまざまな方のお話を聞ける機会に恵まれた仕事だと実感しています。皆さまのお悩みは、環境問題、人手不足や高齢化など、社会全体の課題とつながります。CXとSXをまたいで各企業の課題解決に関わる中で、日本で暮らす生活者の暮らしを豊かなものにしたい、日本の未来をより良いものにしたいという想いが日々強まっています。
私が前職で携わっていたサービス業をはじめ、日本には世界に発信していきたい魅力的な産業や企業があふれていると感じます。一方で、変化のスピードが非常に速い現代において、従来通りに製品・サービスの質を追求するだけでは通用しなくなってきているのも事実です。
日本の魅力的な産業・企業がこのような事業環境の変化をしっかり見据えて前に進むため、共に考え支援できるのが、コンサルタントの仕事だと思っています。
自身の仕事を一言で
「日本の魅力的な産業・企業が前に進むためのお手伝いができる」
前に進む人や企業をお手伝いし、共に考えチャレンジし続けられるのが魅力です。