実際に働いてみないとわからないのが、社内の雰囲気。上司や同僚とうまくやっていけるのか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ISIDの風通しや働きやすさについて、製造ソリューション事業部で働く、上司・部下に、「普段の仕事で互いに感じていること」や「コロナ禍でリアルに会いづらくなった今だからこそコミュニケーションで気をつけていること」などについて、率直に語り合ってもらいました。
島村 覚智
製造ソリューション事業部
(グループマネージャー・中途入社)
島谷 哲史
製造ソリューション事業部
(新卒5年目)
安達 萌衣
製造ソリューション事業部
(新卒2年目)
島谷さんと安達さんは、なぜ就職活動でSIerを志望し、その中でもISIDを選ばれたのでしょうか。
島谷
私は大学院で心電図の解析をしていたのですが、生物系とはいえ情報解析に近い領域でしたので、SIerにはもともと興味がありました。色々なSIerにエントリーして話を聞いたのですが、中でもISIDを選んだのは「抜群に人の印象が良かったから」です。私は大阪出身で関西支社の面接を受けたのですが、面接後に社員の方々とお話しさせていただく機会があり、そのときにとても良い印象を受けました。あとは組織の規模感でしょうか。ある程度は自分の裁量で仕事がしたかったので、あまりにも組織が大きすぎると案件をリードする立場になるまでに道のりが長そうだなと感じていたんです。ISIDなら、規模の大きな案件を担当する人もいれば、小さな案件を複数担当する人もいると聞いて、選択肢が広くて自分に合うのではないかと思いました。
安達
私は大学時代に心理学を専攻していて、文系でSIerに入ってきました。幼い頃からITに触れていた、いわばデジタルネイティブの世代なので「IT関連企業を受けてみよう」と自然に思っていました。色々と調べていく中で、「ソフトウエアやシステムを使って生産性を高めることで、お客様の労働時間を短くしたり、クリエイティブな仕事ができるようにしたりする仕事」というのが、自分の中でとてもしっくりきたんですよね。私はこういう生き方をしたいし、そんなお手伝いができたら、私自身気持ち良く仕事ができるな、と。
いくつか内定をもらったSIerの中からISIDを選んだのは、私も島谷さんと同じで、「本当に人が良かったから」。「人がいい」というのは、就職活動中多くの人が言うと思うんですが、“いい人”という意味ではなく、自分が一緒に働く上で「こういう人と働きたい、こういう人になりたい」と思う人です。人事の方から紹介されてお会いした社員の方々が、ご自身の考えをしっかり持って働いている方ばかりで、「こんな人たちがいる会社で働きたい」と思ったのがISIDに決めた理由です。
島谷さん、安達さんの上司である島村さんは中途入社だそうですね。前の会社とISIDの社風の違いや、入社してみて感じたISIDの印象を教えてください。
島村
私は前職では土木業界における “シミュレーション”の領域で仕事をしていました。そのため、ものづくりのシミュレーション領域に強みを持つISIDとは展示会などで会うこともありました。転職を考えたときに、前職と同じ業界に行かないなら、これまでの経験や知識が生かせるISIDに行きたいと思っていて。面接でレベルの高い実務の話ができたので、安心して入社できました。
前職とは全くといっていいほど違います。前の会社は組織体制も完全なピラミッド構造だったので、仕事の指示や承認のラインがとてもはっきりしていてわかりやすかったんです。 それに対して、いい意味でも悪い意味でもISIDは上司や部下との関係性がフランクですよね。それに、「その内容なら、あの人に聞けばいい」と言われるような専門性の高い“キャラ立ちした人”が横並びにいるというのが、ISIDの面白いところだと思います。自分の知識や経験に閉じずに、周りの人たちから多くの気づきを得ながら視野を広げられますから。
上司と部下の関係性の良さは、どのようなところで感じられましたか?
島村
ISIDの上司は部下をよく見ているんですよ。部長がみんなを見ているのは当たり前だけど、さらにその上の人たちまで全員をよく見ている。私に「最近、島谷どうなの?」「安達は、何してるの?」と聞いてきますしね。入社当時、私がお客様に対する提案書を書いて部長に見てもらうときに、なぜかそこに役員がいて「できたら俺のところにも持って来て」と言われたのにはビックリしました。役員が現場の提案をレビューするなんて、前職では考えられなかったことです。
コロナ禍で在宅勤務が当たり前になっている中で、チーム内のコミュニケーションにおいて、どんな工夫をされていますか?
島村
我々はもともと外出が多くて、会社にいないことも多かったので、コロナ前からいるメンバーにとっては、大きな変化はなかったんです。でも、安達はリアルで同僚に会ったこともないまま、いきなり在宅勤務になってしまった。そこで何ができるかと色々考える中で立ち上げたのが、コミュニケーションツール内に立ち上げた「コラボレーションルーム」というチャネルです。会社にいるのと同じような感覚で、何かなくてもとりあえずつながれる場所があると、気が楽になるのかなと思って。強制ではないので、たまに僕だけしかいなくて、さみしい日もあるんですけどね(笑)。午前中は個人で集中して働いて、昼過ぎくらいに集まり始める傾向はあります。
島谷
わざわざ会議を立ち上げなくても、オフィスで隣の人に話しかける感覚で、ふわっとした内容を聞けるのは、すごくありがたいですね。
安達
まさに同感です!配属されてすぐにリモートが始まったので、何かちょっとしたことをチャットで質問するにしても、文章を考えるのに30分くらいかかってしまって…。誰に何をどう聞けばいいのかわからないし、そもそも聞いていいのかどうかもわからなくて…。でもこのコラボレーションルームができたことで、“聞く”という行動に対する心理的なハードルが一気に下がりました。「〇〇さん、今聞いてもいいですか?」と声をかけやすいですし、お客様案件に関わることだけでなく社内申請のことなども気軽に聞けます。
夕方になると集中力が切れてきて、ちょっと誰かと話したくなることもあるんですよね。「島村さーん!」と話しかけると、すぐにレスポンスをもらえるのが、とてもありがたいです。残りの時間もがんばろうって思えます。
島村さんのチームでは隔週で1on1を実施されていると伺いました。その狙いは何ですか?
島村
最初に1on1をやろうと思ったきっかけは、目標を見失わないようにするためです。「今、困っていることはある?」と聞くと、安達が「いえ、ありませーん!」と言って、終わりそうになることもあるんですけど(笑)。日々の仕事に追われていると、どうしても目標を忘れてしまいがちになるので、「目標はこれだったけど、達成するために困っていることはない?」と聞いたり、「目標を達成するには、こうしたらいいよ」とアドバイスしたりしながら、引き戻してあげることが大切だと考えています。
安達
それがありがたいです。案件のことで頭がいっぱいになっていて、目標を達成できずに困るのは私なので。目標に対する進捗を俯瞰しながら、後々つまずきそうなところをフォローしていただけるからこそ、目の前の仕事に集中できるんです。
島村
島谷は一人暮らしなんですよね。仕事とは関係ないのですが、コロナ禍でなかなか外に出れず、食事が適当になっているのでは?と心配しています。オンラインミーティングで、エナジードリンクの缶が映っていたり (笑)。余計なお世話かもしれないのですが「ちゃんと食べてる?」と声をかけて、健康面も気にしています。
また、仕事って経験から学ぶ部分も多いと思うんです。2年目、5年目なので、仕事の経験が足りず、どうしていいかわからないこともある。経験を代わりに積むことはできなくても、自分の経験を話してあげることはできるので、経験不足で壁にぶつかっているときは、積極的に話をするようにしています。みんな経験値を積んでレベルを上げないといけないので、それぞれのレベルに合わせたフォローの仕方を考えるようにしています。
最後に、島村さんから部下に期待することを教えてください。
島村
あまりチームの色に染まらないでほしいなと思いますね。これまでみんなが大学や大学院で学んできた知識は、これから僕が身につけようと思っても難しいじゃないですか。なので、自分がこれまで学んできたことを活かして、チームやビジネスモデルを変えていく視点を持ってもらえたらな、と。個々のオリジナリティとISIDの強みを掛け合わせて新しいジャンルを切り開いていく。そうすることで、自分の専門分野を確立できると思います。たとえ不協和音になったとしても、どんどんチャレンジしてほしいです。