製造業のエンジニアを経て
コンサルタントになった3人が語る
やりがいと働き方、そしてこれから

Talk01.コンサルタント職の魅力、やりがい

現場の、日本の、社会課題に貢献できるコンサルタント。よい意味で“つぶしが効く”職業

小谷一馬(電通総研 コンサルティング本部 ビジネスデザイン第1ユニット コンサルティング2部 マネージャー)
2022年3月、アイティアイディ(現:電通総研)入社。医療機器メーカーで人工心肺の生産技術に携わり、現職。

栗原 企業や事業の全体を見つめながら、お客様の成長戦略を描いていけるところがコンサルタント職の何よりの魅力だと感じています。現職ではお客様の事業全体の構想設計や、工場のグランドデザイン等を担当しています。前職でメーカーに従事していた頃は、目の前の仕事に一点集中で取り組んでいましたが、今は全体を俯瞰して企業や事業がこの先どう自走していけるのかひたすら考え続ける日々です。働き方・考え方が一変して最初は戸惑う事もありましたが、大きな物差しでものづくりの未来を描く、前職では味わえなかったおもしろさを感じていますね。

古賀 私も栗原さんと一緒ですね。メーカーのエンジニア時代は、役職に就かなければ、業務の改革に関わることができませんでした。その点、コンサルタントはお客様と一緒に改革の推進ができます。実力さえあれば年齢や役職は問われません。私は現在、メーカーの事業改革支援に従事していますが、年齢もキャリアも上の顧客のエンジニアの方々などとも対等な関係性で議論できています。これはきっとコンサルタントとしてのスキルだけではなく、前職で培ったことが礎となっていますね。

小谷 前職は医療を通じて社会に貢献する仕事。コンサルタントは、ときに現場で困っていること、ときには国を支える産業構造を変えるようなことまで、さまざまな課題解決を支援する仕事だと思っています。広い視野をもって必要なスキルを身につけて物事を進行していけるので、現在所属している会社や組織での活躍はもちろん、今後どこにいっても活躍できる力を養うことができます。つまり“つぶしが効く”職業かもしれないですね。私は、現在設計現場のプロセス改革を主に行っていますが、それだけでなく人材育成研修など多角的に価値を提供しています。電通総研になって、事業領域が拡がる中で、他の業界・業種にも展開できますし、そうしていきたいですね。

古賀 2024年1月に電通国際情報サービス(ISID)・ISIDビジネスコンサルティング・アイティアイディが一緒になって、業務分担の壁が取り払われ、よりシナジーを生み出していくことができる、期待しかありません。

小谷 まさにその通りですね。情報伝達と互いの知見&経験をスムーズに共有できるはず、とても楽しみです。

Talk02.働く環境や企業風土、コンサルタントのキャリア形成

共通するのは、チャレンジを応援する土壌があること。そして評価制度が明確

栗原淳(電通総研 コンサルティング本部 戦略コンサルティング第一ユニット ものづくり戦略部 シニアコンサルタント)
2022年7月、ISIDビジネスコンサルティング(現:電通総研)入社。石油メーカーで開発・マーケティング、ものづくりスタートアップを経て現職。

小谷 これまでのアイティアイディ(現:電通総研)では、役職やランクを一つずつ上げていくのではなく、能力で評価してもらえる制度と風土があります。
上司との距離感も近く、グループマネージャーやディレクターと毎週1on1ミーティングを実施しています。仕事の相談から自分のビジョンなどを密に話し合う風土が築かれており、目標を着実にクリアして働いています。

古賀 ここは統合された3社同じですね。上司はもちろん、役職の垣根なく働けるのが魅力。自らやってみたいと手を挙げれば誰にも否定されません。後輩が立候補すれば、その後輩がチームリーダーとなってプロジェクトを引っ張る存在になることも日常茶飯事。それがスタンダートなんです。向上心を後押ししてくれる先輩が周りにいて、無限に成長を感じられます。その熱量は、製造業のお客様にも伝わっていて、私たちの価値の一つになっていると思います。

栗原 垣根なく働けると言うのは同感です。一例ですが、マーケティング担当ではない社員が展示会の出展を提案したら2日で承認が下りてそのまま主担当までやらせてもらえた、なんてこともありました。頭を使ってお客様の成長につなげることをカタチにする、そのためならすべてにトライさせてもらえる環境が整っています。チャレンジを応援してくれる土壌があるということ、そして評価制度が明確でキャリアが描きやすいところは3社で共通している認識ですね。

古賀 実は3社統合前に交流合宿が鎌倉で行われました。その時に感じたのは、製造業を強くしたい、支援したいという共通の価値観と、自由な企業文化が似ていることでした。

小谷 ライフスタイルに合わせた働き方ができる点も似ていますよね。裁量労働制なので、幼稚園などの送り迎えなども男女関係なく当たり前に行っている先輩をよく見ます。

古賀 実は私自身、大変なプロジェクトに追われている中で、PTA会長として子どもの学校行事にフル参加しました!

Talk03.これから期待する新しい価値観、シナジー

案件の幅を広げ、人間の質を高めていける、よい機会に立ち会えている

古賀光一郎(電通総研 コンサルティング本部 ビジネスデザイン第二ユニット プロジェクトデザイン2部 マネージャー)
2018年9月、電通国際情報サービス(現:電通総研)入社。自動車メーカーの生産技術に携わり、現職。

古賀 私たちがいた3社は自由な働き方や製造業への熱意は同じですが、得意領域は異なっているところがあります。共に働くことで、コンサルタントとしてのバリエーションを共有しあい、相互補完しながらより良い支援ができる企業に成長していきたいですね。それぞれスペシャリストであり、ジェネラリスト。案件の幅を広げ、人間の質を高める機会に立ち会えていることにワクワクしています。

小谷 そうですね、まさに企業の成長を支援してきた私たちが、自社の新しい時代を築く過渡期に立ち会っている!頭でっかちにならずに、挑戦し続けていきたいです。私個人としては3社のノウハウを活用してオープンイノベーションを通じた顧客課題の解決を目指したいと考えています。各社のメンバーで知見を持ち寄り、ソリューションの研究開発をしている最中です。

栗原 ノウハウや知見の共有はぜひ推し進めたいですね。ISIDビジネスコンサルティング(現:電通総研)では少人数でプロジェクトに取り組むことが多かったので、チーム内で思考が硬直化して偏っている印象が少しありました。チーム交流で知見の幅が増えれば、過去に囚われない新しいアイデアが生まれてくるでしょう。価値創出や全体設計を担う私たちと、人材育成やデザイン・設計など開発力に長けたアイティアイディ、そしてソリューションまで提供・伴走できる電通国際情報サービス(ISID)が三位一体となるとどんなシナジーが生まれるのか今から楽しみです。日本の製造業が直面している様々な課題に対して、それぞれの得意を持ち寄り、産業全体の社会変革を実現出来る様、切磋琢磨して行ければと思います。

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